「アワーレートを出したほうがいいのは分かっているが、減価償却費も電気代も、工程ごとの人数も、社内で数字が整理されていない」——

そんな中小製造業の経営者・現場責任者の方のために、分かる範囲の数字から段階的にアワーレートを算出できるエクセルテンプレートを無料で配布します。

稼働率・人件費・設備費を4つのステップに分けて入力していくと、工程ごとの「人のアワーレート」と「設備のアワーレート」が自動で算出されます。難しい関数の知識は必要ありません。

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こんな課題をお持ちの方におすすめです

  • 見積り単価が、最終的にはベテラン担当者の勘と経験で決まっている
  • アワーレートを出したいが、減価償却費や電気代が社内で把握できていない
  • 工程ごとに何人が関わっているのか、数字として整理されていない
  • 稼働率を計算したいが、実際の稼働時間の実績データがない
  • 値上げ交渉をしたいが、時間あたりコストの根拠を示せない

データが揃っていなくても算出できます

本テンプレートの特徴は、社内にデータが整備されていないことを前提に設計されている点です。手元にある一次情報から、必要な数字を段階的に積み上げられるようにしています。

分からない項目テンプレートでの求め方
稼働率朝礼・段取り替え・会議・手待ちなど「製造以外に使っている時間」を1日あたりの分数で入力すると、稼働率を逆算します
年間人件費平均月額給与・年間賞与・法定福利費率(目安15%)の3つから、1人あたりの年間人件費を算出します
減価償却費取得価額と耐用年数を入力すると、定額法で概算します
電気代設備の定格出力(kW)・平均負荷率・電力単価から、年間の電気代を概算します
工程ごとの人数兼務している方は0.5人のように小数で按分入力できます

減価償却費や電気代の実額が分かる場合は、実額欄に入力すれば、概算より実額が優先されます。分かるところから埋めていける構成です。

テンプレートの構成

シート内容
使い方入力ルール、セルの色分け、計算式の考え方をまとめた案内シート
STEP1 稼働時間の把握アワーレートの分母となる年間就業時間と稼働率を算出
STEP2 人件費の把握1人あたり年間人件費と、工程ごとの従事人数を設定
STEP3 設備費の把握設備ごとの減価償却費と電気代から年間設備費を算出
STEP4 アワーレート算出結果工程ごとの「人のアワーレート」「設備のアワーレート」が自動計算されます

色分けで迷わず入力できる

  • 黄色の塗りつぶし・青字:入力するセル(給与・取得価額・稼働日数など)
  • 灰色の塗りつぶし・緑字:他のシートを参照しているセル
  • 緑色の塗りつぶし・黒字:自動計算されるセル(編集不要)

はじめてアワーレートを算出する方でも、どこに何を入れればいいか一目で分かる設計になっています。

サンプルデータ入り、すぐに試せます

6工程・5設備分のサンプルデータがあらかじめ入力されています。数式や連動の仕組みを実際に確認しながら、自社の数値に置き換えて使い始めることができます。

算出した数値の使い道

  • 見積りの土台:直接製造原価 = 人のアワーレート × 作業時間 × 従事人数 + 設備のアワーレート × 設備稼働時間
  • 赤字案件の判定:この直接製造原価を下回る単価で受注している製品は、受注を続けるほど赤字が積み上がっている状態です
  • 価格交渉の根拠:人件費や電力単価が上がった際、アワーレートの上昇幅を金額で示せます

図番ごとに変わるのは「時間」の側です。アワーレートは全図番に共通で使う自社の時間単価として、年1回の見直しでご活用ください。

無料ダウンロード

下記フォームより必要事項をご入力いただくと、テンプレート(エクセルファイル)をお送りします。

    ご利用にあたっての注意事項

    • 本テンプレートはExcelで動作します(推奨:Excel 2016以降)
    • 初期入力されている数値・工程名・設備名はすべて記入例です。自社の実態に合わせて置き換えてご利用ください
    • 稼働率の考え方(段取り替えを稼働時間に含めるかなど)は、自社の原価管理の方針に合わせて調整してください
    • 記入例・使い方は「使い方」シートに記載しています